USBハブとは?
USBハブとはパソコンなどのUSBポート(端子穴)を増やすツールになります。
ノートパソコンやタブレットなどはデスクトップパソコンと比較するとUSBポートの数が少ないため、増やしたい時に役立ちます。
ちなみにUSBとは、ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)という規格の略称です。USBのない時代にはプリンタ、モデム、マウスなど機器ごとに多数のポートが使用されていました。それらの規格を統一して1つのポートで運用できるようにしたのが、USBという規格になります。
USB端子の種類
USB規格に統一されたからUSBポートも一種類になったんですよね?と思ってしますが、残念ながらそうではありません。みなさんも身の回りに様々なタイプのUSB端子を目にすると思います。ということで主要なアイテムを画像付きで表にまとめました。
USBハブを購入の際には最低限USB端子名と写真と覚えることで、間違って購入することを防げると思います。
USB端子 | 接続デバイス | |
Type A | ![]() |
パソコン側に接続する標準的な端子 |
Type B | プリンタやスキャナなど、パソコン周辺機器側に接続する端子 | |
Type C |
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MacBook(2015年以降のモデル)、iPad Pro(2018年以降のモデル)、iPad Air(2020年以降のモデル)などApple製品に接続する端子 |
Lightning |
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iPhone、iPad、iPodなどApple製品に接続する端子 |
Micro-USB Type B |
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Androidスマートフォンやタブレットに接続する端子 |
Mini-USB Type B | ![]() |
主にデジタルカメラなどに接続する端子 |
USBハブを購入の際のポイント6選!
USBハブを購入する際のポイントは6つになります。それぞれ説明していきましょう。
① 端子の形状
② 電力の給電方法
③ USBの規格
④ USBのポート数
⑤ 接続したい機器の端子が搭載されているか
⑥ 直挿しかケーブル有りか
① 端子の形状
パソコンの端子穴の形状に合ったUSBハブを選びましょう。
② 電力の給電方法
実はUSBハブの給電方法は2種類あります。
接続する機器、使用する場面に合わせて、最適なタイプを選択してください。
・バスパワー: USBポートから給電するタイプ
・セルフパワー: コンセントから給電するタイプ
③ USBの規格
同じUSBでも3.0や2.0など、規格によって転送速度が異なります。USB 2.0の最大データ転送速度は480Mbps、USB 3.1 Gen1では5Gbps、さらに速いUSB 3.1 Gen2では10Gbpsと、規格が上位になるほど高速の転送が可能となります。
USBの規格は上位との互換性があります。下位の規格は上位の規格の製品を接続した場合でも利用できますが、機能は下位規格のものに制限されるので注意しましょう。
④ USBのポート数(端子穴)
USBハブにいくつの端子穴があるかということも製品選びで重要なポイントになります。マウス、キーボードや外付けハードディスクなど利用したい機器の数を確認し、それに合わせたポート数のものを選びましょう。
機器の数と同じポート数の商品を購入してしまうと、それ以上接続できなくなるので、将来を見据えて、余裕をもったポート数のものを選ぶことをおすすめします。
⑤ 接続したい機器の端子が搭載されているか
接続したい機器がある場合は、機器に対応するUSB端子が付いたものを選びましょう。
価格やポートの数だけで安易に選ぶのではなく、自分が使いたい機器が接続可能か確認することも重要です。
⑥ ケーブル有りか直刺しか
USBハブは、「ケーブル有」タイプと「直刺し」タイプの2種類があります。ケーブル有タイプの方が主流ではありますが、パソコン周りをスッキリさせたい方に直挿しタイプをオススメします。
USBハブにはANKERをオススメ【iPad向け】
「USBハブを購入の際のポイント」を満たしている前提で、私がiPadユーザー向にイチオシするUSBハブはANKERの「PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブ」(税込:5,990円)です。

オススメのポイントはなんと言ってもデザインです。
せっかく購入するのであれば外見もこだわりたいですよね。選び方は周辺機器と合わせやすいデザインのものがオススメです。特に類似色のカラーとシンプルな形状なものであればiPadと統一感が出てスッキリと見えます。
カラーに関してはiPad はスペースグレーとシルバーの2色ありますがどちらも類似色なので接続した際に違和感がありません。
形状に関してもポートが6つもある割にはシンプルなデザインのため、USBハブを刺したままでもiPadの一部のように見えます。
PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブのポート
① USB Type-A
② USB Type-C
③ HDMI
④ オーディオジャック
⑤ micro SD
⑥ SDカードスロット
※iPad接続側はUSB Type-Cになります。


ちなみに費用面について6ポートのUSBハブとしては平均価格より若干安価ですので価格面でもオススメです。(6ポートのUSBハブの価格を20社比較しました。最安値は2,238円でしたが平均価格は6,827円でしたので、若干安めです。)
最後に
まずはご自身が持っているデバイスと接続したいデバイスのUSBポートを確認することから始め、お好みに合わせたデザインや、使いやすさいにこだわったUSBハブを見つけてくださいね。