Numbersとは?
Apple社が開発した、表計算ソフトです。
2011年7月まで、PagesやKeynoteとともに、「iWork」という商品名でDVD-ROMがパッケージ販売されておりましたが、2011年8月以降Mac App Store及びApp Storeで単体として配付されてるようになりました。
一般的に表計算ソフトというとMicrosoft Excelを思い浮かぶはずです。そこでまずはNumbersとExcelの特徴をまとめてみました。
Numbers | Microsoft Excel | |
費 用 | 無 償 | 無 償 ※ ※10.1インチ以下の端末の画面のみ |
特 徴 | ⭕️ レイアウトの自由度が高い ⭕️ テンプレートが豊富 ✖️ 他のオフィスアプリと互換性が低い |
⭕️ 高度なグラフが作成しやすい ⭕️ 関数が豊富 ✖️ 機種によっては無料だと編集機が使えない |
Numbersもメリットありそうだなと思えてきませんか?
今回は、Numbers(iPadユーザー向け)の基本的な操作方法を紹介します。読んで頂くと想像以上にお手軽に使えそうだという実感も湧いてくるはずです。
新規に作成する
Numbersを起動すると「最近使った項目」という画面が表示されますので、右上の+ボタンをタップしましょう。テンプレート選択画面が表示されますので、利用したいテンプレートをタップすることで文書作成画面へとうつります。新規で作成する場合は、「空白」のテンプレートをタップしてください。

シートを編集する
シートの編集は、文字にカーソルを合わせた状態で画面上部の「編集」メニューの「セル」をタップすると編集内容が表示されます。

セルの連続データを入力する
NumbersにはExcelでいう「フィルハンドル」をドラッグして連続データを入力できる機能があります。連続データの入力は対象となるセルを選択し、下中央に黄色い点が表示されるので、入力したいセルまで枠を広げます。

また、セルボタンの操作からも連続データを入力できます。入力方法は対象のセルを選択した状態で、画面右下のセルボタンをタップし、セルに自動入力をタップします。

セルの枠が黄色くなるので、連続データを入力したいセルまで枠を広げるとデータが自動入力されます。

行または列を追加する
編集行を追加する場合は、表の左下隅にある”=”をクリックすることで簡単に行追加できます。同様の操作で列も追加できます。また画面上部の「編集」メニューの「表」から行数または列数を指定することができます。

行または列を挿入する
表の中で複数の行または列を挿入する場合、挿入したい行を選択した状態で画面右下の行ボタンをタップし、“行を上に追加”もしくは“行を下に追加”を選択します。


画像を編集する
画面上部の「挿入」メニューの中にある「写真またはビデオ」をタップすると写真一覧画面が表示されますので、挿入したい写真をタップします。画像を選択した状態で、編集ボタンをタップすると、枠線・シャドウ・反転といった編集ができます。
また、画像をダブルタップするとで、プリントスクリーンもできます。

グラフを作成する
グラフを作成したいデータ(セル)を選択後、画面上部の「挿入」メニューの中にある「グラフ」をタップすることでグラフを作成することができます。

また、グラフを選択し「編集」メニューをタップすることで、データや系列を編集することができますし、グラフの色も変更することができます。

データを追加したい場合
グラフを選択した状態で画面上部の「編集」メニューのグラフ/参照を編集をタップします。「データ範囲を編集」画面が表示されますので、セル右下のポイントを追加したい行までスライドしていきます。


2軸グラフを作成したい場合
画面上部にある「挿入」メニューの「グラフ」の中にある2軸グラフを選択します。
写真を見て気づかれた方もいるかと思いますが、左にも似たアイコンがありますがこちらは同軸グラフの作成になりますので注意してください。

関数を使ってみる
Numbersには「簡易計算」機能が付いてますので利用してみましょう。この簡易計算機能は6つあります。
簡易計算が使える関数
①合計(SUM関数) | 選択したセル内の数値の合計を計算します。 |
②平均値(AVERAGE関数) | 選択したセル内の平均を計算します。 |
③最小値(MIN関数) | 選択したセル内で最も小さい数値を表示します。 |
④最大値(MAX関数) | 選択したセル内の最も大きい数値を表示します。 |
⑤カウント(COUNTA関数) | 選択したセル内で空でない値の個数を表示します。 |
⑥積(PRODUCT関数) | 選択したセル内の数値の積を計算します。 |
簡易計算の使い方は計算対象となるセルを選択し、右下のセルボタンをタップすると簡易数式の画面が表示されましたので、対象となる数式を選択することができます。

また関数を挿入して計算することもできます。その場合は、関数の結果を表示させたいセルをクリックしてから、等号(=)を入力し左下に表示される「fx」のボタンをタップすることで、関数を選択できます。それぞれの関数の右側にはinfoマークがありますので、タップすると関数の定義や使い方の説明画面が表示されます。

ちなみにNumbersで利用できる関数は、Appleのホームページ 「250を超える関数」 で確認できます。
最後に
表計算ソフトというとやっぱりExcelと思う方は多いと思いますが、今回の記事で簡単に使えそうだなって感じて頂けたのではないでしょうか?
Apple社製のオフィスアプリは感覚的に操作できるというのも特徴ですので、Numbersを使っていくと、PagesやKeynoteも簡単に操作できるようになってきます。
NumbersはApple製品に無償で提供されているのでこれを機に是非利用してみてください。